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酸素療法
酸素療法からのステップアップ 〜NPPVと人工呼吸器、どちらを選ぶ?〜
「酸素を足す」だけでは救えない時 これまでHFNC(ハイフロー)について詳しく解説してきました。 しかし、臨床現場、特にERやICUでは、ハイフローだけでは太刀打ちできない場面に必ず遭遇します。 「SpO₂が上がらない」 「呼吸努力が強すぎて、患者さんが... -
酸素療法
【HFNCのアセスメント】「様子見」で大丈夫?ROX indexで医師への報告に根拠を。
モニターの静寂に騙されない HFNC(ネーザルハイフロー)を開始して2時間。 SpO₂ 94%、FiO₂ 0.6、呼吸数30回/分。 モニターのアラームは鳴らず、一見すると平和な時間が流れています。 しかし、患者さんの胸郭はどうでしょうか。必死に上下し、どこか落ち... -
酸素療法
【HFNCの限界】「とりあえずハイフロー」は危険?CEが教えるデバイス変更のサイン
① 導入|HFNCは「代わりに」はやってくれない これまで、HFNC(ネーザルハイフロー)がいかに優れたデバイスであるかを解説してきました。 患者の吸気流量を上回るFlow 安定したFiO₂ 加温加湿による呼吸仕事量の軽減 しかし、ここで大前提を整理します。 H... -
酸素療法
【HFNC】ネーザルハイフローの仕組みを図解!なぜFlowを増やすと呼吸が楽になるの?
🧭 なぜ「鼻カニュラ」ではダメなのか 「高流量とは、患者の吸気流量との関係で決まる」と前回お伝えしました。 救急外来で呼吸数30回、SpO₂ 89%。鼻カニュラ6L/minを最大まで上げても追いつかない……。 そのとき、私たちがネーザルハイフロー(HFNC... -
酸素療法
高流量酸素療法とは何をしているのか 〜Flowという概念の再構築〜
私たちは“濃度”に囚われすぎていないか 酸素療法を考えるとき、私たちはつい「何%で投与するか」「SpO₂はいくつか」という**濃度(FiO₂)**に目を向けがちです。しかし、呼吸管理にはもう一つの決定的な要素があります。 それが**流量(Flow)**です。 高...